リンパ浮腫とリンパ液の流れ
私たちの身体の細胞はみんなくっついているように思えますが、実は細胞と細胞には空間が開いています。普段は空間はないような状態なのですが、細胞同士は接着している訳ではないので細胞の間に入ることは出来るのです。浮腫というのは、この細胞と細胞の間に体液などがたまってしまう症状です。リンパ浮腫はリンパ管を流れるリンパ液が皮膚の下に滞留して起きてくるもので、長く滞留が続くと皮膚を硬化させてしまう病気です。
浮腫が起きると、毛細血管などから必要な体液が細胞間に残ってしまうことになり、血管内の水分量が減って、血液やリンパ液などの体液の流れが滞っていくことになります。
リンパ浮腫ではリンパ液が皮膚下に滞留するので、リンパ管の中のリンパ液の総量が減って、リンパ管の中を流れているリンパ液以外の液体、タンパク質が多い組織液の流れが多くなることになります。このタンパク質は普段は毛細血管で濾過されています。このろ過作用量が増えるとリンパ液の循環が必要量よりも増えてくることになり、障害が起きてくるのです。この障害がリンパ管に負担をかけ、機能障害となって浮腫を引き起こしていきます。
